Sunday, March 29, 2020

NYCの新型コロナ 世代別人口にとの比率 3月28日修正版

前回の投稿と同じデータですが、丸めて計算していた若年層の人国を推定値で感染調査側のデータに合わせてみました。

新型コロナウィルスの感染が広がるニューヨーク市が公表するデータを基に、COVID-19の感染状況を年代別人口の推測値を基に計算してみます。

人口のデータはこちらの2016年の値を使っています。
https://www.baruch.cuny.edu/nycdata/population-geography/pop-demography.htm

感染状況のデータはこちらから取得しています。
https://www1.nyc.gov/site/doh/covid/covid-19-main.page

感染者数
https://www1.nyc.gov/assets/doh/downloads/pdf/imm/covid-19-daily-data-summary-hospitalizations.pdf

年齢層感染者人口感染者/人口人口/感染者
0 to 1759117970930.000333040.766
18 to 441321334839060.00379263.673
45 to 64 1059621015990.00504198.339
65 to 74 35716545510.00546183.296
75 and over 27245005240.00544183.746

現時点の確認されている感染者は17歳以下なら3000人に1人、18歳から44歳なら260人に1人、65歳以上なら180人に一人くらいということになります。もうちょっとマルッとしてしまうと200人に一人なので、1学年40人学級5クラスくらいなら学年に一人感染者がいるくらいです。

現在、COVID-19の世界の中心地となっているニューヨーク市でそんなもんです。大方の人は無症状か軽症で検査さえしていないのかもしれません。

入院者数
感染が確認された人の中からどれくらいが入院させられるかは下記のデータになります。
https://www1.nyc.gov/assets/doh/downloads/pdf/imm/covid-19-daily-data-summary.pdf

Hospitalized
28-Mar
Age Group HospitalizedHosp/CasesCases
-  0 to 17 5810%591
-  18 to 44 12249%13213
-  45 to 64 235022%10596
-  65 to 74 126735%3571
-  75 and over 138851%2724
-  Unknown 00%70

感染しても44歳以下なら入院するのは10人に1人くらいです。65歳以下なら10人に2人くらいなので、そう怖がることはないでしょう。75歳を過ぎると半分くらいなので、かなり危険ですね。

人口の何人当たりに1人の入院患者が発生するかというと
年齢層入院人口入院数/人口人口/入院数
0 to 175817970930.0000330984.362
18 to 44122434839060.000352846.328
45 to 64 235021015990.00112894.297
65 to 74 12676545510.00194516.615
75 and over 13885005240.00277360.608

17歳以下なら3万人に一人です。これはご近所にいたら相当すごい確率です。44歳以下なら3000人に一人なので、かなり低い数値です。私の身の周りに感染して入院している人を見かけないのはその為でしょう。75歳以上ですと350人に一人くらいです。高齢者の知人が多ければ、知り合いがCOVIDで入院しているかもしれません。

死亡者数
感染者の中からどの程度の死者が出ているかというと、これは既往症の有無によるのですが、下記のようです。
https://www1.nyc.gov/assets/doh/downloads/pdf/imm/covid-19-daily-data-summary-deaths.pdf
Death28-Mar
Age Group Underlying
Conditions
No Underlying
Condition
Pending
Underlying
 Conditions
Total
-  0 to 17 0000
-  18 to 44 231832
-  45 to 64 125828161
-  65 to 74 125231158
-  75 and over 254661321

Underlying Condition : 基礎疾患(で良い?)
基礎疾患には、糖尿病、肺疾患、癌、免疫不全、心臓病、高血圧、喘息、腎臓病、
および消化器/肝臓病などがあります。

人口あたりどの程度の死者数が出るかというと下記になります。

年齢層死亡数人口死亡数/人口人口/死亡数
0 to 17017970930.00000#DIV/0!
18 to 443234839060.00001108872.063
45 to 64 16121015990.0000813053.410
65 to 74 1586545510.000244142.728
75 and over 3215005240.000641559.265


死亡者数は既往症の有無で集計が分かれていますので、既往症のない人だったら下記のようになります。人口の母数が既往症の有無で分かれていないのでザックリとした計算になりますが、大まかにイメージが掴めればと考えています。

既往症のない人の死亡率
年齢層死亡数人口人口/死亡数感染者/死亡数入院/死亡数
0 to 1701797093#DIV/0!#DIV/0!#DIV/0!
18 to 44134839063483906.00013213.0001224.000
45 to 64 82101599262699.8751324.500293.750
65 to 74 2654551327275.5001785.500633.500
75 and over 650052483420.667454.000231.333


例えばもし、あなたが健康な50歳で既往症がなく、現在COVID19(武漢肺炎)の震源地となっているニューヨーク市に住んでいるとします。その場合、あなたがCOVID-19で死亡する可能性は現時点では25万人に一人くらいです。
急に体調を崩して、検査してみたところ陽性だったとしても、死亡する可能性はまだ1300人に一人くらいです。入院したとしても死亡するのは300人に一人くらいなので(この数字は入院されている方で症状が悪化する方がいるので、時間と共に上がります)、まだ楽観的でいて良いかもしれません。
とても低い数字ですが、これは行政や医療関係者が頑張って感染を抑えてくれているからの数字です。今後、感染の広まりと共に割合は増えて行くと思われます。


そんなに怖がらなくても大丈夫
現在、世界で最も深刻な状況と言われるニューヨーク市でこんなものです。正直言って交通事故の方がよっぽど怖いんじゃないかと思われる数値です。
ニューヨークに住んでいる方もそれ以外の方も、そんなに怖がったりパニクったりする必要はありません。ただ、これらの数値は行政と医療関係者の方が努力して低くしている数値ですので、それに対しての皆さんの協力は大切です。

本日も感染拡散防止のために尽力されている行政・医療関係の方、いろいろと不安・不満はあるけれども行政の指示に従い自宅で待機されている皆さんに感謝したいと思います。

No comments:

Post a Comment